中小企業診断士について(これから受験を考えている方向け)
こんばんは。うさいぬです。
2回目の投稿となるこの記事では、中小企業診断士について書きたいと思います。
・中小企業診断士とは
Q.そもそも中小企業診断士ってなんなの?
A.うさいぬの見解では中小企業診断士は、
「経営に関する一定以上のコンサル力があると公的(国)に認められた人」
だと思っています。
(もう少し厳密に知りたい方は、以下の中小企業診断士協会のHPをご覧ください。)
Q.では、中小企業診断士は何の役割を期待されて国から資格を与えられるのでしょうか?
A.「中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。」(出典:中小企業診断協会より)
平たく言えば、学習した専門的知識を総動員し、中小企業に対してあらゆる支援を行うことが求められているのだと考えています。(うさいぬの見解)
Q.ではでは、中小企業に対して支援を行うため、皆、中小企業診断士の資格を目指すのでしょうか。
A.診断士を目指す目的は人それぞれです。(事実及びうさいぬの見解)
昨年では、日経キャリアマガジンと日本経済新聞社が実施したビジネス資格調査で、取得したいランキングの1位となっていたようです。また、うさいぬの務める会社にも、キャリアアップにつなげるため診断士を取得した人がいます。
Q.ではではでは、中小企業診断士の資格を取得するにはどのような試験が待っているのでしょうか?
A.試験制度の概要です。(出典:中小企業庁/中小企業診断士制度の概要)
http://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/download/EntryGeneral.pdf
以下、うさいぬによる概要説明です。
中小企業診断士になるためには、1次試験合格後、2次試験を受験して合格するルートと中小企業診断士養成課程を受講し終了するルートがあります。
具体的には、
ルートA
① 中小企業診断士1次試験7科目合格※1
②-A 中小企業診断士2次試験合格(2次試験は筆記と口述試験があります。)※2
③-A 実務補修または実務従事15日以上※3
ルートB
① 中小企業診断士1次試験7科目合格※1
②-B 中小企業大学校東京校又は登録養成機関が行う登録養成課程の受講
※1 科目合格制度あり。(有効期限3年間)
※2 1次試験の合格年度とその翌年度の2年間に限り受験可能。
※3 2次試験の合格から3年以内。
※4 うさいぬは来年③-Aを受講する予定です。
Q.じゃあ、ルートAとルートBどっちがおすすめ?
A.どちらがよいかは目的により異なります。
Q.うさいぬはどちらが良いと考えてますか?
A.うさいぬが3年前に中小企業診断士を目指したきっかけは、一サラリーマンとして社内で競争力を高めていくために、経営やビジネスに関する基本的な知識が欲しかったからです。そういった意味では、当初計画していたプランではルートA一択でした。
ところが、学習を通じて、次第に中小企業支援への興味が大きくなっていき、可能であれば、養成機関(ルートB)で体系的かつ実践的に中小企業支援について学びたいと何度も思いました。ただ、①うさいぬはサラリーマンであり、養成機関で学ぶには会社を休職しなければならなかった(中には土日のみの授業の機関もありましたが、2年間かかることがネックでした。)②費用が高額である(200万円以上かかるところがほとんどでした。)ことから、なくなく養成機関経由での主取得を断念しました。
うさいぬ個人の結論としては、
・資格が取得がゴールの方はルートAへ急げ!
・中小企業支援をしたい+会社も応援してくれているルートBだ!
なんだと思います。
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さて、みなさまはどんな目的で中小企業診断士を目指すのでしょうか?
診断士になるためには、もともと有している知識量にもよりますが、かなりの時間を学習に費やさなければならないでしょう。また、ルートAを選択した場合には、どれだけ学習を重ねても、本番でたった少しミスをしただけで合格が遠のいてしまう試験でもあります。そして、1次試験合格に対して2次試験を受ける権利は2回しかありません。(2回以内に試験を突破できなければ、1次試験からやり直しとなります。)
これから診断士を目指す方においては、この資格は本当に必要か。ぜひとも勉強をする前に向き合ってほしいです。
また、すでに診断士試験にチャレンジしている方で、学習を続けるか迷っている方においては、資格を目指した理由についてもう一度向き合ってほしいです。
そして、それでも絶対に診断士になるんだと強く思える方は、ぜひ途中で投げ出さず最後まで頑張ってほしいと思います。努力が必ず報われると信じて。
初回にも書きましたが、このブログでは、うさいぬが診断士試験の一受験経験者として、その学習で学んだことを、これからの受験生の方に少しでも役立つことを願って書いていくつもりです。
それでは。今日はこの辺で。